EC運営代行と集客代行の違い|何を任せると、いくらかかるか
EC運営代行と集客代行は、任せる業務が違います。運営代行は受注・在庫・顧客対応、集客代行は記事・広告・サイト内の接客です。このページでは、どちらに何が含まれ、いくらかかるかを表で示したうえで、どちらを先に頼むか、併用するときの分担、契約前に確認したい項目まで順に説明します。
一覧表:任せられる業務と、含まれるかどうか
| 業務 | EC運営代行 | 集客代行(TrendViewer Growth) |
|---|---|---|
| 受注処理・発注管理 | 含む | 含まない |
| 在庫管理 | 含む | 含まない |
| カスタマー対応(電話・メール) | 含む | 含まない |
| 商品登録・撮影 | 含む(多くは従量課金) | 含まない |
| SEO/AEO記事の制作・公開 | 含まないことが多い | 含む(月2〜3本) |
| 広告の制作・入稿・改善 | 含まないことが多い | 含む(広告費は実費) |
| サイト内のAIチャット接客 | 含まない | 含む(追加料金なし) |
| 商品ページ・LPの改善 | 含まないことが多い | 含む |
| レビュー分析・月次レポート | 含まない | 含む |
| 月額の目安 | 20〜40万円(丸ごとの場合) | 9.8万円(税抜・サイトPV5万まで) |
EC運営代行とは:日々の業務を引き受けるサービス
EC運営代行は、ショップを回すための定常業務を外部が代わりに行うサービスです。受注データの取り込みと発注、在庫数の更新、欠品や納期遅れの連絡、返品・交換の対応、電話やメールでの問い合わせ返信までが中心になります。主要ECモールに複数出店していれば、店舗ごとに管理画面が分かれ、注文・在庫・問い合わせの導線も別々になります。この重複した手作業をまとめて引き受けるところに、運営代行の価値があります。
料金は「どこまで任せるか」でほぼ決まります。受注処理だけを切り出せば月数万円から、在庫・顧客対応・商品登録まで含めて丸ごと任せると月20〜40万円が目安です。商品登録や撮影は件数に応じた従量課金になっていることが多く、月額とは別に見積もられます。
運営代行は「売上を増やす」ことを約束するサービスではありません。業務が滞らなくなることと、新しいお客様が来ることは別の話です。ここを混同したまま契約すると、「頼んだのに売上が変わらない」という評価になりがちです。
集客代行とは:お客様を連れてくるところを引き受けるサービス
集客代行は、検索・広告・サイト内の接客という「入口から購入まで」を引き受けるサービスです。検索で見つけてもらうための記事の制作と公開、広告の文面づくりと入稿・改善、サイトに来た人への案内、商品ページやLPの書き換えが含まれます。
成果が出る速さは施策によって違います。サイト内の接客や商品ページの改善は、すでに来ている人に効くため比較的早く数字に表れます。検索からの集客は記事が評価されるまで時間がかかるため、数か月かけて積み上げる前提で見てください。広告はその中間で、配信を始めた日から数字が出る代わりに、止めれば流入も止まります。
受注処理・在庫管理・電話対応は、集客代行には含まれません。ここは運営代行の担当範囲で、TrendViewer Growth も同様に含みません。両方が必要な場合は、後述のとおり分担を決めて併用してください。
「集客代行」の中身は3種類ある
集客代行という同じ名前でも、引き受ける範囲は会社によって大きく違います。見積もりを比べる前に、どの型なのかを確かめてください。
- 記事だけの型:SEO記事の執筆と入稿だけを行います。単価は安い一方、広告やサイト内の改善は自社に残ります。
- 広告だけの型:広告の運用代行です。配信を止めると流入も止まるため、記事などの資産は積み上がりません。
- 一気通貫の型:記事・広告・サイト内の接客・改善までを1社が担当します。数字の責任が1か所にまとまるぶん、何が効いたかを判断しやすくなります。
「記事だけ」「広告だけ」を別々の会社に頼むと、どちらの施策で売上が動いたのかが分からなくなりがちです。判断材料をまとめたい場合は、一気通貫の型か、少なくとも分析を1社に集約する形を選んでください。
どちらを先に頼むか:3つの判断材料
| いまの状況 | 先に頼むとよいのは | 理由 |
|---|---|---|
| 注文はあるが処理が追いつかず、残業や誤配送が出ている | EC運営代行 | 業務が詰まったまま集客を増やすと、遅延とクレームが増えて評価が下がる |
| 業務は回っているが、アクセスが伸びず新規が増えない | 集客代行 | 入口が足りない状態。人手を足しても売上は動かない |
| アクセスはあるのに買われない | 集客代行(サイト内の改善から) | 商品ページと接客の問題。広告費を足す前に直すほうが安く済む |
3つ目が見落とされがちです。アクセスがあるのに購入されていない状態で集客だけを増やすと、増えた分だけ無駄が広がります。まず、どこで離脱しているかと、買わなかった人が何を不安に思ったのかを確かめてください。
併用するときの分担の決め方
運営と集客を別々の会社に任せること自体は問題ありません。ただし、次の2つは契約前に決めておいてください。
- 分析とレポートは集客側に寄せる:何を直すかを決めるのは集客側です。数字が運営側にしか無いと、打ち手が一段遅れます。
- お客様の声の共有ルートを作る:問い合わせ内容や返品理由は運営側に集まります。これが集客側に渡らないと、商品ページを直す材料が失われます。
TrendViewer Growth では、レビューや問い合わせの内容を観点ごとに分けて集計し、月次レポートとして共有しています。運営代行を別の会社に任せている場合でも、分析だけは集客側に置いておくほうが、次の打ち手を決めやすくなります。
契約前に確認したい5項目
- 含まれる業務の一覧:「運営」「集客」という言葉が指す範囲は会社ごとに違います。業務名で書き出してもらってください。
- 従量課金の有無:商品登録、撮影、記事の追加本数が月額の外にあるかどうか。
- 広告費の扱い:媒体に払う費用が代行費に含まれるのか、実費で別立てなのか。
- レポートの頻度と中身:数字の報告だけで終わるのか、次に何をするかまで出るのか。
- 最低契約期間と解約条件:検索からの集客は数か月かかるため、短すぎる契約では判断材料が揃いません。
Q&A
EC運営代行と集客代行の違いは何ですか。
EC運営代行は受注処理・在庫管理・カスタマー対応といった日々の業務を引き受けるサービスです。集客代行は記事・広告の制作と配信、サイト内の接客改善を引き受けるサービスです。目的が「業務負荷の軽減」か「売上の向上」かで分かれます。
集客だけを任せる場合の費用はいくらですか。
月10万円前後が目安です。TrendViewer Growth は月額9.8万円(税抜)で、記事制作・公開(月2〜3本)、広告の制作・入稿・改善、AIチャット接客、月次レポートを含みます。広告の媒体費、チャットのLLM利用料、自動化基盤の開発費は別です。
EC運営代行を丸ごと頼む場合の費用はいくらですか。
月額固定型で数万円〜30万円、成果報酬型で売上の5〜10%程度が公開されている目安です。受注・在庫・顧客対応をすべて含めると月20〜40万円になります。
運営と集客を別々の会社に頼んでもよいですか。
よいです。ただし分析とレポートは集客を任せた側に含めてください。運営側と集客側に分析が分かれると、何を直すかの判断材料が分散します。
集客代行でどれくらいで成果が出ますか。
サイト内の接客改善は早期に着手でき、検索からの集客は数か月かけて積み上げます。3か月未満で判断する契約は避けてください。
レビューが無くても集客代行は使えますか。
使えます。TrendViewer Growth は商品情報からコンテンツを作成でき、AIヒアリングでお客様の声を集めることもできます。
費用の詳しい内訳は EC運営代行の費用相場、集客代行の内容は TrendViewer Growth をご覧ください。